【俺は誰だイズム】

STRANGENESS ドラムです。

インタビューシリーズ第三弾は 日下 孔さん(NAKED YEGGS/SHOWER HEAD/ホームラン食堂)です!

今年で結成から25周年を迎え、現在も仙台のパンク/ハードコアシーンを牽引し続けるバンド【NAKED YEGGS】

 

昨年は、自身のレーベル〈NAKED MOTHER LABEL〉と〈REBEL  LABEL〉とのWネームによるリリースとなったアルバム  [LOVE&STUPID  NOW]が発売され、待ち続けていたアウトサイダー達の心を鷲掴みにしまくった。

 

今回、結成25周年を記念してNAKED YEGGSのフロントマン《日下 孔(くさか こう》氏に[LOVE&STUPID  NOW]のアルバム紹介と合わせながら、沢山の貴重な話を聞かせていただいた。

 

[LOVE&STUPID  NOW]を聴きながら(+ ビールと一緒に)、「読む」のではなく、日下氏の「ライブ」を感じてもらいたいと思う。

 

 アルコール&ロックンロール!

 

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【NAKED YEGGS】

 

1995年 NAKED YEGGS結成(Vocal&Bass クサカ コウ、guitar ササキ マサヒロ、drum サトウヒロカズ )

1997年 CLENCH THE FIST LABELより1stアルバム[First  and Worst mistake]を発売。勢力的に全国ツアーを行いながら数々の音源をリリース。

2010年 guitar ササキ マサヒロが脱退。Katz(カッツ)が加入。

2013年 自主レーベル[NAKED MOTHER LABEL]を設立。

2019年 6年振りアルバムとなる[LOVE&STUPID NOW]が《REBEL  LABEL》とのWネームによりリリース。

 

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−新作[LOVE&STUPID NOW]は、前作から6年振りのアルバムリリースとなりますが、6年待った甲斐がある素晴らしいアルバムです!

 

有り難うございます!本当にみんなの協力のお陰で良いアルバムを作る事が出来て、何とか発売にこぎ着けました。

 

−[LOVE&STUPID NOW]の内容に合わせて、NAKED YEGGSの事や、日下さん自身の事など、様々な質問をしていきます!長時間のインタビューとなりそうですが、よろしくお願いします!

 

はい。何でも話します。

 

−今回は2枚組(DISC1が新譜、DISC2が再録&カバーを収録)での内容となってますが、このコンセプトでアルバムを作ろう思ったのは何故ですか?

 

その質問に答えると、長くなっちゃうけど(笑)

 

−なおさら聞きたいです(笑)

 

佐々木っちょ(前ギター)が辞めて、カッツ(現ギター)が入ったあたりから、このアルバムを作ることは自分達のやるべき事になってたと思う。
メンバーチェンジの前と後で、自分の気持ちが全然違うものになってて、はたから見たら変わらないかも知れないけど。
結成から長いこと続けてて、メンバーチェンジの前辺りはバンドも私生活も酷いもんだったんだよね。

 

–それはどんな状態でしたか?

 

これからの目標だとか、クリエイティブな発想だとか、バンドも生活も、やってる上で当たり前のはずの楽しさとか、情熱とか、やりがいっつうの?あと大事なこと。そういうの見失ってた。ライブなんかもやる度々最悪。今だから言えるけどね。

 

−私も今だから言えますが、あの時期のNAKED YEGGSはライブになってない状況でしたよね?メンバー同士が全然かみ合ってないバラバラな状態で。

 

そう。んで、こんなまんまじゃ居たくねぇよと思ってるんだけど、脱け出せないよね。そう簡単にはね。何年も掛けてさ、じっくりとそんな状態になってるわけだから。
何処から手ぇ着けて良いのかも分からないわけよ。俺と佐々木っちょも上手く行ってなかったね。
[解散]って言葉も心の中から聞こえてきた。「解散しちまった方が早いかもねー」ってさぁ。

 

−「解散か!」と思わせるような、ヒヤヒヤする場面も結構ありましたね。ライブ中に、ステージでメンバー同士が喧嘩してたりとかもありましたよね?

 

ステージでの喧嘩もいっぱいあったね。

それでもさ、やっぱやめたくなかったんだよね。そこでやめたら逃げでしょ。
んで、逃げたんじゃないよって誤魔化し続けなきゃならなくなる。
それじゃ何処にも顔向け出来ねえもん。ガキの頃の自分にもね。
付けれもしねぇカッコつけて、今まで歌なんか歌って来てさー。都合悪くなったらやめますじゃさー。いくら周りが、「良いんじゃない?そんなんで君の人間的価値は変わらないよ」って言ってくれたとしても、それで納得する自分がいればそれで良いけどさー。俺は無理だったのね「一体何がしたかったの?まだ何もしてないんじゃないの?」って感じ。

 

−解散したくない気持ちとは裏腹に、なかなか上手くいかない状態が続くというツライ状態ですね。

 

そのままダラダラな感じで続けるのも、もううんざりだったわけ。
そんで、そんな流れからメンバーチェンジしてさ。とにかくガムシャラにやろうと思ったんですよ。

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写真は2004年頃のNAKED YEGGS(L↔︎R ヒロカズ氏、ササキ氏、クサカ氏)

 

−メンバーチェンジという決断に、周りの反応はどうでしたか?

 

周りからは色々言われたよ。
「佐々木っちょじゃねえならもう駄目だ」とか「ネイキッドもう終わったな」とか。
でもさ、俺から言わせりゃとっくに終わってるっつうんだよ!

 

−その逆境の中でカッツくん(Qamp、ex.JUNKEY BUSINESS)が加入となるんですよね?

 

そのプレッシャーの中で、カッツはスゲーよくぶちかましたと、俺は思ってるね。
その時点ではまだ、佐々木っちょ時代の曲しかないわけだし、みんな比べるでしょ?
俺もその時点で、自分の向くべき方向が何となく分かって来てさ。
それで見失ってた部分が元通りになるとか、良くなるとは1つも思わないけど、とにかく一個ずつ、やれる事、やるべき事を、なにも期待せずにやっていこうと。
1つずつ、ぶちのめして行こうってね。とにかく本気でベース弾いて、とにかく口をでかく開いて思いっきり唄おう。なにも期待せずに、毎回それだけをやろうってね。誰が何言おうがね、まさにカッコつけてる場合じゃねえよ!って。

 

−カッツくんの加入により、徐々に軌道に乗り始めていくのですね!

 

少しずつ新体制にも慣れて来ても、まだ心は晴れないままだったけどね。
そんな中でも、今のメンバーでアルバム出そうって話になって、8曲ぐらい録ってさ。
でもその頃、私生活とかの面でどうしても駄目で、初めての活動休止になっちゃってね。8ヶ月間。メンバーチェンジ前の時と違って、あくまでも個人的な精神的な問題でね。子育て休業と割り切る事にしたね。

 

−8ヶ月の休止中は、練習含めバンド活動はまったくしない状態ですか?

 

いや、そんな中で完成させたが前作[瞳の奥]
でも、休止中と言うこともあって、録り終えてた8曲以外は、俺のギター弾き歌いになったんだよね。
活動休止と、その弾き歌いは自分を見つめ直すチャンスだったと今は思う。
そんな中で[ホームラン食堂]をスタートさせて、そのオープン1週間前にライブ活動再開したんだけどね。

 

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自主レーベル〈NAKED MOTHER LABEL〉を発足させ、記念すべき第一弾のアルバム[瞳の奥]

 

−お店(食堂)のオープンとほぼ同時に、ライブも再開するって何気に凄い大変ですよね?

 

そうなのかな?前作(瞳の奥)の発売も、ホームラン食堂開店から少したった頃だったね。
そんで、ライブを再開して行く中で、前作(瞳の奥)の曲、さらに昔の曲や、まだ音源になってない曲を、ライブでやってくうちに、初めて観たNAKED YEGGSが今のメンバー、って人も少しずつ増えてきて、嬉しい事にライブ見た後「音源有りますか?」って、聞いて来てくれる人も居たりしてさ。
その時にね、現メンバーでの音源は前作だけでね、ライブではそれより前の曲もやってる訳だから。
だから、今の俺達の音源作りたいねって、ずっと3人で言ってたの。

 

−なるほど。今回のアルバムのコンセプトは、その自然な流れで決まっていったのですね?

 

過去の音源の中から、現在のライブでもやり得る曲は入れたいねと。
どうせなら、今の俺達を聴いて欲しいねと。
それで、こういうアルバムになりました。
つまり、前作[瞳の奥]と今回の[LOVE&STUPID NOW]が今の俺達のスタートになってるんだよね。

 

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−2枚組(全20曲)という事で、時間もかなり費やしたと思いますが、レコーディングは順調でした?

 

実は、、、5年くらい前からスタートしてて(笑)

 

−えっっ!!5年前!?

 

最初は2枚組になる予定じゃなかったんですよ。
[瞳の奥]に入れられなかった構想中の曲、未完成の曲に、さっきも言ったけど、現メンバー以前の曲をレコーディングしようと。
ところが、全然順調じゃないの(笑)。笑っちゃうぐらい。
良く諦めずに発売までこぎ着けたな~って思うね。メンバーが時間合わせて、まとめてスタジオに入れる時間が限られてる中での作業だからね。

 

−レコーディングが長く掛かってしまうと、色々問題とか起きませんでしたか?

 

時間が掛かっちゃってるせいで、その間にまた新しい曲が出来ちゃったりして、これも録っちゃおうって感じで。全部録り終えてミックスダウン迄やったら、今度はマスタリングがビックリする程大変で(笑)。本当に諦めたくなるぐらい!
そんでね、もうコレは出さない方が良いんじゃないか?と、思い始まってて、本当にそんぐらいヒドくてね。
録った日がバラバラだし、期間も長いから、曲によって空気感とかバランスとかが全然ちがうの。何年間も何してたのよ俺達~!ってなって。

 

−もはや、ボツ入り寸前な状態!

 

そんで、前作のエンジニアの羽生さん(HI SOUND STUDIO)に泣きついたわけよ。「何とか世に出せる程度に仕上げる事が出来ないすかねー」って。
二つ返事で「何とか出来そうかやってみっから、あんまり悲観すんなって」と言ってくれて(笑)
そんで、羽生さん信じてあとは俺らが何か出来る部分じゃないし、大船に乗ったつもりで待つしかねえよなってメンバーとも喋って。そんで待ってたら、出来てきたのが今回の音源ってわけね。流石だね~。
途中段階の聴かせて貰った時には、「羽生さんに任せておきゃバッチリだな」って言ってましたね。

  

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5年の歳月を費やした[LOVE & STUPID NOW]2019年リリース作品 ベスト1位に上げてる方も多いはず。

−今回のアルバムでは、歌詞に大きな変化を感じました。私生活や気持ちの面などで、大きく変わった出来事などありますか?

 

最初の質問でも触れたけど、メンバーチェンジ前後とか[瞳の奥]のころから、すでに気持ちの面では変わって来てたのね。
何も見えない処から、このままでやめちまうのだけは嫌だから、兎に角やるしかねえぞって思ったりね。それが当たり前なんだけどね。
[瞳の奥]は完成した時は、曲としては出来上がっちゃってるけど、当の本人はまだ迷いの中にいたんだよね。

 

−それはどんな迷いですか?

 

歌詞書く時ってさ、悩みとか、不甲斐なさとか、苦しみとかに、決着つけてからその武勇伝を書き綴るのとは違うから。今こう思ってるってのを書くの。
だから[瞳の奥]発売後、何が有ったかというと、まずはその頃お店(ホームラン食堂)を始めたこと。それは結構大きくて、人を信じられる様になった。
自分で書いた詩とか、メンバーチェンジの頃に気持ちを新たに思った事とか、その他の小さな決意やらがね、自分に影響し始めるのは、必ずしもその時直ぐじゃないわけよね。大分経ってからの方が殆どじゃない?。ダイエットしようって決めて、次の日贅肉が全部落ちてたら嬉しいけどさ。
それぐらいの事で人が変われるなら、誰も苦労しないし、自殺する奴ももっと少ないよ。
その思った事や決意を諦めずにね、ぐっと拳握ってさ、とにかく諦めずにアタックしていくわけよ。そうやってるうちに、少しずつ情熱が、また燃えだしたりしてきてさ。
ある時、突然閃くみたいな時もあるし。そうやって少しずつ心の持ちようが影響してくるんだと思うんだよね。
だから「やーめた!」とか言わずに、その気持ちを忘れずに持ち続けなきゃって思うようにしたの。
そうすると逆に、ある日遅れて、その気持ちを素直に詩に書けたりする時もあったりね。

 

−その気持ちの変化が、今回のアルバムには沢山詰まってると思います。

 

と言ってもさ、その後も、相変わらず酷いライブもやっちゃったりね(笑)
失敗もやらかしたけど、そんな時もクヨクヨする暇があったら、笑い飛ばして次ブチかませ!って自分に言い聞かせて。
そしたらある日気づいたの。情熱がね、心の中で燃えてたのよ。
そんでバンド転がして行くのを楽しんでる自分が居たのよ。
その変革の中で書いたのが、今回のDISK1に入った曲達かなぁ。
出来事と言えばさ、生活とライブ活動の6年の中でね、あちこちでの良い出会いと、好きな友達との辛い別れが度々ね。
あと、友達と久々の再会とね、カッコ良いバンドにブチかまされたりとか。
そういうのは当たり前にあって、その度に俺は影響されてますよ。

 

−序盤で良い話を沢山聞けちゃって、すでに感無量です!ありがとうございます!

では、ここからアルバムの収録曲と合わせて質問していきます。アルバム一曲目[汚れた面の阿呆たち]では、リズムやコーラスの入れ方など含め、今までのネイキッドには無いような楽曲にも感じました。この曲はどの様に出来上がったのですか?

 

あれは、部屋でギター弾きながら曲と歌詞が同時にポロっと出てきた感じですね。メンバーとスタジオで初めて合わせるときは、シンプル過ぎて申し訳無いやら、合わせてみてショボかったら何か恥ずかしいなぁ、なんて思いながら、二人に「こんな感じなんだけど」って伝えて合わせてみたら、結構自分達的に、良い感じだね~ってなって。
コーラスはキャロルから頂いたんだけどね(笑)、大勢で入れたから似ても似つかない感じだよね~。

 

−ちなみに『汚れた面の阿呆たち』とは、誰に対してのメッセージですか?

 

間違いなく自分に対して歌ってます。
そして、もしかすると何処かでひどい状況の中、立ち上がろうとしている人に。
それを見ている人に。

 

−アルバムのタイトル曲にもなっている[LOVE&STUPID]では、[立ち小便 空き缶 吸い殻]に「愛(LOVE)」&「愚か(STUPID)」をリンクさせちゃう歌詞が、流石だなと思いました!この曲をアルバムのタイトルに持ってきた理由を教えてください。

 

アルバムタイトルの方が先に決まってたのよね。
そんでね、コーラスに「ラブ&ステューピッド!」を使いたいと思って、バンドで色々やってるうちにあんなふうに曲が出来上がって。

 

−この曲での、カッツくんのギターも強烈なインパクトです!あらためて、カッツくんはどんな存在ですか?

 

カッツは頼もしい存在ですねー!それは間違いない。
ギターに対しては意気込みが凄いね。

 

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−そもそも、カッツくんがネイキッドに入るキッカケは何だったのですかね?

 

カッツが加入するきっかけは、カッツ本人に聞いた方が面白いよ!
まあ、最初の質問の時の喋った事の流れだけどね。カッツは近くで俺達の有り様を見てたからね(笑)

 

 

−[手遅れ]では、ヒロカズさんの鬼気迫る力強いドラムが印象的です。余談ですが、自分の弟(STRANGENESS ベース)が建築現場でよく会ってたそうで『ヒロカズさんは、恐ろしいほどの枚数のボード(建築資材)を一度で持ち上げる』と言ってました。あのドラムの力強さは、日々のボード運びからきてるのかなと(笑)

 

あれは自分で気に入ってる曲ですね。
そんでね、実はヒロカズはねー、10年近く前から現場じゃなくて倉庫番になっちゃっててね。だから今はパワフルじゃないんだよね(笑)

 

−いやいや、十分パワフルですよ(笑)このリズムパターンも、今までにはなかったリズムですよね?

 

曲とリズムに関してはねぇ。これもまた部屋でギター弾きながらね、歌詞もほぼ同時出てきて、曲調的には冨士夫さんの「死ぬまでドライブ」みたいな感じの曲だったはずなのにな~、スタジオで3人でやったら、あんな感じになっちゃった(笑)

 

−[どうしようないラブソング]では、いままで『勝手にしやがれ!』と唄い続けてきた日下さんが『君の事を分かっていてあげる』と歌った事にすごくグッときました。寄り添ってあげるような歌詞は、どの様な心境で書いたのですか?

 

子供達に書きました。
「たとえオレ死んでも見守ってるぜ」って思いで。

 

−日下さんにとって、子供達はどんな存在ですか?

 

子供たちは大好きですね。そりゃ大きな存在ですよ。わんぱくでもいいから逞しく育って欲しいと思ってますね(笑)。
あとね、世の子供達がみんな良く育っていって欲しいね。そして、何世代後になるか分からんけどもさ、いつか皆が争いをやめてさ、争いって本当は何なのかをみんなが理解して、全ての奴らが、ひいお祖父さんとか、ご先祖さま同士の戦争、殺った殺られた、犯されたとか、血塗られた過去をね、本当に水に流せる日が来て欲しいなー。

 

−[どうしようもないラブソング]〜[薄汚れた心で]〜[お前の本気のアッパーカットを打ち込め!]のラスト3曲はたまらない流れです!特にこの3曲は、今のNAKED YEGGSを象徴するようなR&Rソングと個人的に思っているのですが、 日下さん的にはどうでしょうか?

 

まさに、自分もそう思いますね!
もちろん、前の質問でショウ君が言ってた様に『勝手にしやがれ!』な気持ちはいまだに根底には在りますよ。
20年前の写真見て、今と全然違うねえって言ってもさ、違う人なわけではないからね。どっちも自分だけど、今の自分がより今の自分だよね。

 

−ラストの[お前の本気のアッパーカットをブチ込め‼︎]では、聴いてる自分にもアッパー決められた様な、必殺R&Rナンバーでした!DISK1締めの質問として、今「アッパー」を入れたい人はいます?

 

歌の通り、気にしてばかりのテメエの人生に入れてやりたいね。気合いと言う名目で!テメエってのは自分って意味ね。
あとね、とある気に入らないお調子者がいるとして、そいつの顎に1発か2発ぐらいなら入れても良いかも(笑)。

 

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NAKED YEGGSの他にも、ハードコアバンド[SHOWER HEAD]ではベースを担当している。写真右 トシカズ氏(SHOWER HEAD)

−続いてDISC 2の質問に入る前に、日下さん(NAKED YEGGS)の事について、前から聞きたかった事を何点か質問させてください。日下さんが初めてライブを観に行ったバンドは何ですか?

 

ハウンドドッグですね〜。

 

−へぇーー!意外です!ちなみにいつくらいの頃ですか?

 

中1です。

 

−他に観に行ったライブとかはありますか?

 

他には無いですね~。普通の田舎の中学1年生だったので〜。

 

−NAKED YEGGSのバンド名の由来を教えてください。

 

俺と佐々木っちょでね、英和辞典見ながら決めた感じ。こんなのどうかなーって佐々木っちょの方が俺に辞書見せながら言ってきたんだよね。

 

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−結成当初のNAKED YEGGSはどんな雰囲気でしたか?

 

いやー、雰囲気と言ってもね~。一言で言えば、「めちゃめちゃ下手くそ」。ライブの度にメンバー揃って落ちてるぐらい。
シンタ君(BULL HEAD)には「ネイキッド初めて見た時『何だ?この下手くそな奴らは!』って思ったね」ってだいぶ後から言われたね(笑)。だいぶ後になっても下手くそなまんまだったけどね。
ライブの打ち上げで俺らが下手くそ過ぎで悩んでたら(笑)カツタさん(EXTINCT GOVERNMENT、TOKYO HARDCORE TATOO)が「10年やってりゃ嫌でも上手くなるよ」って言ってくれたんだよね。
なるほど、そりゃそうかーって納得して元気出たねー。
10年たっても上手くならなかったけどねー。

 

−そんな事ないですよ(笑)ちなみに当時やってたカバーとかありましたか?

 

カバーはねー、バーストヘッド(ザ スターリン)は、何回かやってましたねー。メチャクチャ。下手くそで申し訳ない感じでね。
あとエースオブスペーズ(モーターヘッド)ね。
それとオーバーキル。勝手に定番みたいになってましたね。

 

−NAKED YEGGSの初ライブはどうでしたか?

 

初めてのライブは、移転前の仙台バードランド。対バンはH.N.スペルマーズ(後に[M.M.ボッコス]に改名)、ローヘッズロボトミー、ブレイズ アトレイルだったかな。
18才の時にそれまでのバンドがメンバー脱退で分解状態になって、それ以来でやっとバンド組めて4年振りのライブだったんだよね。前のバンドじゃ俺はベースのみで、佐々木ッチョがボーカルだったのが、今度は佐々木ッチョがギターで、俺が無謀にもベース&ボーカルになって(笑)
ドラムのヒロカズは、その頃高校2年生で、スタジオに初めて入る前は「ドラム叩けるよ!」っで大口叩いてたの。

 

−ヒロカズさんのみ経験者だったのですね!

 

でもスタジオ入ってみてビックリ。全然叩けないの。

 

−あははは(笑)素敵な光景が目に浮かびます(笑)

 

普通ならクビだよ(笑)でも、俺もベースボーカル始めたての下手くそ。佐々木ッちょもギター初心者の下手くそ。だからまあ良いかって。三人で上手くなっていこうってね。バンドやれるだけ良いよなって。なにせ4年振りでやっとやれるようになったし、ライブも決めちゃってたからね。
そんで、自分たちで企画して出て貰った感じだった。

 

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95年8月 仙台のバンドが共同でスタートさせた企画[CLENCH THE FIST]。現在は[NEO CLENCH THE FIST]とイベント名を新たにし、NAKED YEGGSは今も仙台のパンクシーンを牽引し続けている。

–初企画ライブはどうでしたか?

 

俺たちはもちろんボロボロ。俺ら以外の3バンドは名の通ったバンドだったからねー。人も一杯入って盛り上がってたよね。俺ら以外は(笑)
でもあんまり覚えてないな。
悔しかったのと、前しか向いてなかったのと、それぐらいは覚えてる。今にとどまるのが怖かったような。

 

−ちなみに、それはいつ頃の話ですか?

 

1995年の5月27日。その後沢山ライブやるようになって、その頃にパッシングトゥルースドライブ、スパイクシューズ、シンタくんのティミードッグスや、皆と知り合って仲良くなった。
その頃から皆ビシッとしてたな。いまだにバンド続けてるのが分かるよ。
あと、質問とは関係ないけど、続けていってるバンドはさ、自分達で企画して、それを定期的でも不定期でも、それをやってる奴らが多い気がするね。俺から見て。
自分達の好きなバンド呼んだり友達のバンドに出て貰ったりしながらね。
ライブやりたいから企画するんだもんね。

 

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−これまた貴重な話をありがとうございます!ではCDの質問に戻ります!

DISC2の過去の曲を再録するにあたって、選んだ基準などありましたか?

 

現在もライブでやることがある曲です。

 

−1stアルバム「FIRST AND WORST MISTAKE」からの曲が選ばれてないのは何故ですか?

 

ライブでやらないからです。

 

−DISC2 は1曲目は[hate hate hate(2003年リリース)]で、今もNAKED YEGGSを代表する名曲ですが、この曲を書いた時の心境など教えてください。

 

どんな心境で書いたかは、説明したくないんだけど、一言、俺は圧倒的多数派と、頭だけで解ったツラしてる屁理屈野郎が嫌いなのね。嫌いだからって暴力とかに訴えるとかじゃ勿論ないですよ。
どんな状況だったかといえば、世の中の状況は今と同じ。人々は素晴らしくて、人類は愚かで。上の奴らはアホで。俺は×××ばっかり食ってた。

 

−NAKED  YEGGSといえば、フォーラス前の道路を封鎖し行われたゲリラライブは、今でも語り継がれている伝説ライブとなってますその時のライブを編集した[hate hate hate]のPV(※名古屋のPUNK専門音楽TV《CHANNEL BOOTLEG》で放送された)映像もまた衝撃でした!
ところでなぜ、ゲリラライブを決行しようと思ったのですか?

 

目立ちたかったんだね。

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−相当な数の警察も出動してましたが、ゲリラライブ後どうなりましたか?

 

警察署に行って事情を聞かれたね。まずは、身分を聞かれて、
どういう理由でこんなことしたのか?と、まさにショウ君と同じ質問をされたから、「街を、人々を、元気にしたかったんです」って言ってね。
あながち嘘でもないしね。
それで、宮城県警察の信用の為にも言わせて貰いますけどね、ちゃんと厳重注意は受けましたよ。
そんで、警察署長の判断によっては、また来てもらって立件するかも知れませんて言われたけどね。
でも、どっちでもオッケーだったの。俺としては。
だって警察官の人だって自分の仕事しなきゃいけないし。
俺、ある意味警察官は嫌いじゃないんだよね。人によりけりだけどね。愛し合える人もいるしね。
心から「ご苦労様です!」と言いたいですね。

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−警察の方も多目に見てくれたのですね。いい話です。

 

そういえば、中2の頃に仙台の街を友達と歩いてたら、フォーラスの方からドラムの音が聞こえて来て、お、何かやってんぞって近づいて行ったんだよね。
その頃は初めてベース手にしたぐらいの頃で、これからバンドやるんだぜーって頃。ドラムとギターとベースがバーンって鳴ってりゃそれだけで凄いこどだったよね。まあ今もだけど(笑)
そしたら、そこで何を見たかっつうと、2トン車の平だったと思うんだけど、それが停まっててね、フォーラスの前に。
その上で[デイトリップギャンブラー]ってロックンロールバンドがライブやってたんだよね。

 

−へぇーー!!すでにフォーラス前で、ゲリラライブを決行したバンドがいたんですね!!

 

俺はもうパンクに興味持ち始めてたけど、目の前でバーンと鳴ってりゃあんま関係ないよね。そんとき、ライブ後に警察が来て「何だね君達は!」なんて言ったかどうかは分からんけども「はあ?」って感じでボーカルが涼しい顔して荷台の縁でタバコ吸ってて、粋がってたねー。カッコ良かった。思えばそれ見たときから、俺もやってみたかったのかも。
20代の後半頃かな[ハッシュボール]と知り合った時に、ボーカルの成田さんに「デイトリップギャンブラーのボーカルだった人ですか?」って聞いたら、「そうだよ」って。

 

−凄い話の連続で興奮しっぱなしです!もっと色々聞きたいですが、一旦次の質問にいきます!

[アンダーザ サン]では『おれたちゃ 地下がねぐらさ』『ここが遊び場さ』という歌詞から、NAKED YEGGSとも長い付き合いのあるライブハウス「仙台バードランド」をイメージしました。日下さんにとって「バードランド」はどの様な存在ですか?

 

バードランドは僕にとってはホームグラウンドだねー。完全に。
以前(移転前)の地下にあった頃からね。
[アンダーザサン]はバードランドとかぶりますねー。
どっかの誰かとか、人の事何だかんだ、とやかく言ってる奴らとか、嘘っぱちの常識人とか、ハナっから知ったこっちゃないよね〜って事。

 

−「お陽さまの下を歩けるぜ」と言う歌詞も良いなぁ〜と思いました。

 

お日様の下を歩いちゃいけない奴なんていないし。出てくることの出来ない深海魚にしたって、お日様がなくなったらこの星と共に滅ぶしね。
そう、こんな言葉があるんだけど、あんまり関係無いかもしんないけど、『日向も日陰もあもんか。俺ぁまっつぐ歩ってるだけだ。文句が有るんならお天道さんに言わずに、てめえの足に言え』ってね。最高だよね。

 

−それは誰の言葉ですか?

 

あー、この台詞はね、俺の大好きな、浅田次郎さんの「天切り松闇がたり」シリーズの中に出てくる言葉なんだよね。
この言葉に出会ったのはわりと最近。[アンダーザサン]を初めて歌ってから15年以上ぐらい後にね、この台詞読んだとき、府に落ちた気がしたの。繋がったんだよね。 

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旧仙台BIRD LANDの階段。筆者が10代の頃、この階段を通る事が何より緊張した。

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入口のガラスドア。デカすぎる爆音に、耳鳴りが3日くらい止まらなかった記憶あり。

−こちらも名曲[勝手にしやがれ]では、収録された音源[PERFECT WORLD]のリリース(2001年)時期から数えると約19年前の楽曲となるのですが、昔作った曲に違和感などあったりしますか?

 

昔の曲っつっても、今歌えば今の曲だしね。ただ飽きの問題はあるかもね。
いつも同じのやってると、自分が飽きるんだよね。演説がしたい訳じゃないし。そんで新しい曲を作りたくなったりね。曲って程の物じゃないけどさ(笑)
そんで、過去にでっち上げた曲にしてもさ、あの曲最近やってねーな、ちょっとやってみよーか!なんて話になってね。やってみると、おー!何かイイねーってなるわけよ。
そんで、逆に19年前に思った言葉にすら、新しい何かを自分が気付かされたりするんだよねー。
だから、歌ってる時は全く違和感は無いね!

 

−[飲んだくれ]では、飲み方と生き方を混ぜた、実に日下さんらしい曲です!そういえば、毎日酔ってると聞きましたが本当ですか?(笑)

 

毎日酔ってるって言っても軽くですよ。起きてる時間の大半ね。お酒は好きだけど決して強い訳じゃないから。よく潰れるし、寝落ちするしね(笑)
酒の飲み方ってのは未だに分からないね。でも、楽しく、面白おかしく飲むのが良いなーと思いますね。一緒にいる誰かを嫌な気持ちにさせないで楽しみたいね。

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−ちなみに、好きなビールの銘柄などありますか?

 

ビールはどれも好き。たまにサントリープレミアムモルツを飲みたくなるね。10何年か前に、あればっかりガンガン飲んで永ちゃんのTシャツ貰ったことあるもんで。そのTシャツ、誰かにあげちゃったなー。

 

−私はあまり飲まないのですが、たまに飲むとすれば自分もプレミアムモルツですね!一瞬だけ永ちゃんになれる気がするという錯覚も含めて(笑)他に好きなお酒や、オススメの飲み方などはありますか?

 

好きなのは焼酎、日本酒、ウイスキーウイスキーはジャックが旨いね。あとねオススメは、いいちこを炭酸で割ってレモンを一絞りしたやつ。うちの店で麦レモンって呼ばれて皆に親しまれてる。

 

−[そんなの知るかよ]もこれまた嬉しい再録でした!THE KNOCKERSが[そんなの知るかよ]をカバーしているバージョンも大好きなのですが、もしNAKED YEGGSがTHE KNOCKERSの曲をカバーするとすれば、何の曲をカバーに選びますか?

 

そりゃー秘密だな(笑)
言っちゃったらつまんないよね。
いつか、俺達の好きなバンドの好きな曲だけでカバーアルバム出す時のお楽しみってことで。

 

−うぁー!それ聴きたいです!是非、期待して待ってます!
MOTOR HEADのカバー『NO VOICES IN THE SKY』が収録されてますが、この曲を入れたのは何故ですか?

 

好きな曲だからです。
モーターヘッドは好きなバンドです。
全て理解出来てる訳じゃないけどね、レミー師匠の歌詞には共感するのも多いんだよね。
この曲もその中の1つですよ。
俺なりの勝手な訳詞を載せさせて貰いましたけどね。

 

−そういえば、モーターヘッドが来日した時も観に行ってましたよね?

 

モーターヘッドフジロックに見に行った時の話ね。最後の来日になってしまったね。あの後、最後のアルバムになっちゃったけど、新譜が出たから、来年も日本に来るんじゃないかなーって思ってて、来たら絶対見に行く予定でいたら、その年の12月だったよね。
フジロックは俺とリュウ(GxAxMxEx)と、ケイシとジュンヤ(サンダートマホーク)で行ったんだよね。行きの新幹線でずっとビール飲みながら行って、越後湯沢の駅で日本酒を飲んだら酔っぱらって、会場に着いたらまた飲んで川原で昼寝して、起きたらモーターヘッドが始まるちょっと前で、トリ前だったんだけどね。みんな感激してたよね。
病気で一時休止になったりしてたから、元気な姿見られて嬉しかったね〜。
新潟の友達も一杯来てたな〜。

 

−(フジロックで)他には何を観ましたか?

 

モーターヘッド観て帰ってきたね。
モーターヘッドしか観てない。最高だったよ。

 

山口冨士夫さんのカバー[誰かおいらに]も収録されていますが。山口冨士夫さんに関しては、一緒にバンド組んだりと、沢山の思い入れがあるともいますが、日下さんにとって山口冨士夫さんはどういう存在ですか?

 

ロックンロールが服着て歩いてるって人だったね。

 

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ホームラン食堂の壁には、モーターヘッド山口冨士夫氏のポスターが並んで飾ってある

−DISC2ラストは[ロマンチック]で締めますが、最後のフレーズに「夢は追わなきゃダメさ」とあります。日下さんが今追っている『夢』とは何ですか?

 

俺なんかに大した夢なんかないよ(笑)
夢は、腹のそこからゲラゲラ笑いたいね。
あと今ね、「今追ってる夢は?」と言ったけど、まさに「今」ね。今しか無いんだよね、俺たちには。今を生きる。
ライブの時なら今をスパークする。仕事の時も、好きな人と飯食うときも、今をちゃんと味わう。死ぬまで味わう。
ところがだよ、今を今をってガチガチに意識してたら本当の「今」はどっか行っちゃうよ。それだと違うでしょ?。
本当に今を生きてる時って「今」なんか意識してないはず。時間なんか忘れてるはずなんだよね。そういった意味では、ちゃんと今を生きていたいと思ってますね。
ボーっとしてようが、ガキーンってしてようがね。
一度きりの夢みたいなものじゃない?俺たちに与えられた時間なんて。 
何考えてどう生きようが良いと思うけどね、良い夢にしたい。良い夢見たい。
みんな良い夢観て欲しい。

 

−2013年にオープンさせた[ホームラン食堂]について質問させてください。オープンして約7年が経とうしてますが、現在お店の方はどうですか?

 

真面目にやってますよ。
人の口の中で味わって貰って、人のお腹に入るものを提供してるので。
でも、そんなに忙しい店じゃないけどね。
当たり前だけど、例えばしょっちゅう手は洗うね。1日に何回洗うか数えたことないけど、数え切れないぐらい手は洗う。
それと、自分の家族とか友達に安心して食べて貰える程度の気配りはしてるよ。例えば、自分ちの食卓で家族に食べさせる事が出来るか?それを、お前は!って思ってね、味はともかくとして(笑)、大丈夫!ってね。
あとは、うちの店の味を好きな人とか来てくれてるんだなーって思う。

 

–食堂始めたきっかけというのは?

 

店始めたのは、食うのも作るのも好きだったから。

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−理想としてる食堂の味とかありますか?

 

俺が好きな味は、家庭の延長。
家庭的な味が基本にあって、それを自分好みにした感じ。材料をいつもよりこだわって(金額の問題ではなく)、時間と手間を少しだけ多く使って、ちょっと贅沢にしてみた感じ。お家でも作れる味。
だったらテメーで作るよって言われそうだけどね(笑)
自分の両手で出来る範囲の事をやってます。奥さんと一緒に、改良を重ねながらやってる。
お客様の反応とか、提供前の最後の味見とか、その辺を気にしてね。
始めた頃とはどのメニューも大分、味が変わってると思う。少しかもしれないけど良くなってると思う。

 

−厳しさなどを思い知った事とかはありますか?

 

いっぺん来て見て「なんだこんなもんか~。」って去ってった人も沢山いたと思うのよ。そういうの分かるよね。自分の方にある原因も分かる。
いっぺん来て駄目だったら、普通はもう来ないもんね(笑)
でも、それに気付いたらさ、次のお客様には「美味しかった~!また来よう!」って思って貰える様にしようと思うの。
もちろん、自分が先ず旨いって思えるのが大事なんだけどね。
でも味覚ってこれは人それぞれだから。
流行り廃りに影響される味覚も有るけど、旨いかどうかの、ピン!と来るところはさ、流行りじゃないよね。

 

−最近のタピオカブームも、昔に比べて劇的にタピオカが美味しくなった!って訳でもないですからね。

 

ストライ~ク!ってのは流行りで変わらないでしょ?
そんなんだったら野球が成り立たないしね。だから常にストライク投げれる様になりたいけど、実は毎回、どの料理も出来が違うんだよね。ここだけの話。ストライクゾーンの中でもさ。実は毎回、バッターアウト!って討ち取りたいよね。
話が逸れたね。ホームランの話だった。
美味しく食べてってほしいですね。
俺の顔とかは変えられないけど、味は上達して行きたいと思ってます。
なんて、大袈裟かもね。

 

食べログなどでも[ホームラン食堂]の評判はすごく良いですよね?でも、その口コミの中に[厨房で女性とケンカをしていた]みたいな事が書かれていて、読んでて面白かったです(笑)

 

厨房夫婦喧嘩の話ねー。
そりゃ冗談みたいなものなんだけどね(笑)漫才みたいなね。
笑ってくれてる人もいるけど、今時はやっぱり駄目だよね(笑)お客様から怒られたこともあるよ、「まあまあ、先ずは落ち着いてさ~!そんな怒んないでさー」って、たしなめてくれたね。

 

−お客さんが夫婦喧嘩を止めてくれるなんて、もはや漫画の世界ですよね(笑)

 

その止めてくれた人は、今も時々来てくれる有り難いお客様だよ(笑)
逆にっつーか、当たり前だけど、それで来なくなったお客様も結構いると思うよ。
バカだよねー俺。
本当はめちゃめちゃ仲良しなんだけどねー、俺たち。
たまに大声出すときは冗談だと分かる感じにしてます(笑)

 

−ホームラン食堂のオススメのメニューはありますか?

 

おすすめメニューはねー、あんまり分からないのだけれども、焼肉定食と特製豚焼き定食かな~。俺的には、特製豚焼き定食の方がおすすめかな。
あと、一部の人に人気なのはね、つってもうちの店事態が人気じゃないけどね(笑)カレーライス、チャーハン、あたりかなー。
うちの店結構ね、いつも同じもの食べる人が多いね。

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どれを食べてもボリューム満点で美味しい!味噌ラーメンも絶品!

−では、質問も残りあと僅かです!アルバムも発売され、これからツアーなどもあると思いますが、まだ行ったことのない場所や、これから行きたい場所などありますか?

 

行ったこと無いところはまだまだ沢山あるよ。だから行きたいところも一杯ある。
行ったことが有るところでも、また行きたいなー、と思うところはあるね。最近はツアーにあんまり出てないからね。
だから何処かの土地で誰かが呼んでくれたら、なるべく行くようにしてる。メンバーで検討して、もちろん都合が合えばだけどね。

 

−これからの野望などあれば教えてください!

 

野望は、次の音源をなるべく早く作る事ぐらいかな~。
あんまり野望と言えるようなものは無いなー(笑)
あとは、めちゃめちゃ良いライブをやるって事ぐらいかな。

 

−ラストの質問です!日下さんにとって『ロックンロール』とは?

 

俺にとってのロックンロールは、
ドラムとギターとベースでバンドやって、好きな音で、言いたいことを、唄い叫ぶこと。
ギター1本の時でもね、好きな音で、言いたいことを、唄い叫ぶこと。
あとは、知らないね。

 

−ロングインタビューありがとうございました!

 

俺の言ってる事は当てにならないから、本気にしないでね(笑) 

 

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写真提供 日下 孔 & Katz

 

 interviewer NARISAWA SHO(STRANGENESS/Office command)

 

 

 

 

 

 

今週末はストレンジネス企画!と近況と。

久々のブログ更新です。皆さまお元気でしたか?

前回のブログ(ウルフさんのインタビュー)が5月末くらいだったので、約3ヶ月振りくらいのブログ更新となります。

定期的に覗いてくれていた超マニアックな方(3人くらい)申し訳ありませんでした(笑)

後でまた書きますが、近々更新予定があるので、よかったら最後まで目を通して頂けると嬉しいです!

 

と、まずは今週末土曜日はストレンジネス企画です!

 

[『THE PRISONER』レコ発 鉄壁激烈ツアー 2019]

《THE TRIG GIG 八月編》

日時:8月24日(土)

場所:仙台BIRD LAND

《出演》

・THE PRISONER

・Zndada ORCHESTRA

・STRANGENESS

 

開場 17:30 開演18:00 

前売 ¥2100 当日 ¥2600

(共にドリンク代別¥400)

 

LAWSONチケット[L:23045]

問い合わせ 仙台バードランド022ー223ー7926

チケット予約 stness1983@gmail.com

 

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想像するだけで楽しさ爆発寸前のライブ!

ちなみに、このスリーマンのラインナップはジュンイチロウさん(THE PRISONER)からのリクエストでもありました!

エンターテナー同士がぶつかり合う週末。

来る予定の方は 心踊る準備で!

迷っている方は とりあえず会場に来て考えて頂ければと(笑)

 

THE PRISONERとzndada ORCHESTRAからは「お客さんに楽しんでもらう(楽しませる)」という精神を、体感し沢山学んだバンドです。

この2バンドと一緒にできる事で、私達もまた更に[気合い]が入るわけです(ワンショルダー&ハチマキスタイル+万歳)

体も心も成長(変化)していく様に、同じバンドでも今しか観れない光景があると思います。

今の自分達が魅せる『今』を体感しに来て欲しいな!と思ってます。

 

そして、

9月はTHE PRISONERと一緒に、初の岩手宮古市にお邪魔させて頂きます!

 

日時:9月14日(土)

場所:岩手 KLUB COUNTER ACTION宮古

[鉄壁激烈ツアー2019]

【THE PRISONER ONE MAN LIVE】

・THE PRISONER

(GUEST)

・ STRANGENESS

DJ

・yasuo(雷矢)

開場 18:00 開演 19:00

前売 ¥2500 当日 ¥3000(ドリンク代別) 

 

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思い入れのある宮古。近くなったら色々書こうかなと思ってます。

9月3連休の真ん中土曜日。旅行や家族サービス、のんびりとした三陸の旅にプラスして、このライブも予定を入れて頂ければと思います!

 

この9月ライブ後は、STRANGENESSのライブがしばらく空きます。

しばらく無いので、この2本を見に来て頂ければ嬉しいな(僕達が 笑)

 

 

そして、第2回目でしばらく間があいてしまった【インタビューシリーズ】ですが、現在進行中で動いています!

しかも、ありがたいことに2本同時進行中です!

自分が憧れた人なので恐縮しちゃいますが、多感で真剣な10代頃のワクワク感を、沢山味わってます。

こちらもそうご期待(&気長に!)

 

 SHO(STRANGENESS)

チケット予約もこちらでどうぞ↓

strange0204shoness@icloud.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インタビューシリーズ第二弾は《WOLF》さんです!

2013年 ある噂があちこちで流れ始めた。

「どうやら、ウルフがライブハウスに出没してるらしい‥‥」

まるで野生の動物が、住宅街で発見されたような巷のザワつき感(失礼!)
2002年から突如姿を消し、10年以上の間 音信不通となっていたWOLFが、アコースティックギターを片手にパンクシーンへと帰って来たのだ。
2016年には『WOLF&THE GOODFELLAS』を結成。
しかし、周囲からは冷ややかな反応。期待される事も無く「もうやめなよ」という声ばかり。

50歳過ぎての新人バンドは遅すぎた。

 

ところが、音楽対する情熱や勇気は 恐ろしいくらいのボルテージ。
様々な経験を経て、今も夢を追い続ける50歳過ぎの「青春」は さらにタチが悪いのだ(失礼!)

地獄のような日々から這い上がり、今日も歌い叫び続けるWOLF。
アコースティックライブ後、ラーメン屋で打ち上げを終えた帰りの車内。

まだまだ興奮冷めやらぬWOLF。私はそのままロングインタビューを決行した。

おかえりウルフ。ただいまグッドフェローズ
WOLF is BACK!
幸楽苑 仙台六丁の目店 駐車場にて)

 

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[WOLF]ボーカリスト
《1978年大阪にて『ANTI』を結成。その後『THE MACHIN−GAN』『THE ZETT』『HEAVY SOUL JUNCTION』などの活動を経て、2016年『WOLF &THE GOODFELLS』をスタート。ユニットスタイルとなるサポートメンバーでの活動となるが、2017年に[Vo.WOLF /Gt.シズヲ/Ba.HIDE /Dr イダ マコト]による、正式なパーマメントメンバーでのライブ活動となる。
毎週末ツアーを行いながらも、WOLF[アコギ一本喉一つ]とツアータイトルを打ち、アコースティックギターでの全国ソロツアーも行なっている。》

 

interviewer /SHO 成澤(  STRANGENESS / OFFICE COMMANDO)


−(車内にて)車のガラスがどんどん曇っていきますけど、、、これエアコン壊れてないですか?
WOLF(以下W):う〜ん。故障かな?とりあえず明日、車屋に行ってみるわ。
それにしても成澤くん。男同士で車のガラスを曇らせながらインタビューって、、、、
まぁ、なんでも聞いてよ!

−それでは早速いきます!音楽活動を停止してた11年間(2002年〜2013年)姿すら見せることなく、音信不通状態となっていましたが、この頃WOLFさんはどのような状態だったのですか?
W:いきなりそれかー(笑)
う〜ん、 なんつーかな…
墓場の下で眠ってた感じかな。

−この頃、音楽(バンド)をやめた事に対する、未練や後悔などはありましたか?
W:そうだな、未練や後悔はバンドに対してじゃ無くて、自分自身の歩いている道がドンドン違う方向へ向かってる感はあった。
でも止まんない…苦しいよね。

−その苦しい時期、活動をしている同世代のバンドマン達をどう思ってましたか?
W:もうそうなるとさ、バンドやらロック情勢など興味が無い世界な訳だよ。
誰が売れて、どのバンドが生まれ、あの連中が解散した…なんてのは。
どうでもいい世界だよね 全く持ってさ。オレがいる場所には…

−2013年に、突如アコースティックスタイルで復活を果たしますが、もう一度音楽を始めるキッカケになった事や その時の心境を教えて下さい。
W:丁度ね 47歳くらいだわ
この先 オレどうする?
何処へ行きたい?
何がしたい?
オレは だれ???
そう言った 自問自答が始まって来ていた。震災もあり、自身の無力さと、このまま死ぬのは絶対ダメだ!と気付いた。
ちょうどその頃に、今の奥さんと出会った。
心の闇の中に光が灯ったんだわ。全てが変わった!

−奥さんとの出会いが、もう一度『WOLF』を蘇らせるキッカケとなったのですか?
W:人生感も生きる意味も、彼女と出会った事で本来のオレに戻れたんだよ。
そうすると、10年以上も曲が書けなかった、ギターも弾かなかった日々が崩れて、曲が流れ出し歌詞が溢れ出した。
バンドを組む程のエネルギーは無いけれど、ギター1本有れば演れると思ったんだ!

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アコースティックギター1本での復活初ライブはどうでしたか?
W:2013年 6月10日が復活のステージ。
新宿LOFTでの「南野信吾追悼イベント」だった。
志し半ばで大阪心斎橋で通り魔に合い無念の死を遂げた友に、オレはもう自分を死なせない!と誓ってステージに戻ったんだ。

−「WOLF」さんのニックネームの由来は、最初に組んだバンド名が そのままニックネームになったとお聞きしましたが、それは『ANTI』の前ですか?
W:気になる?

−てっきり見た目からついたアダ名と思ってたので(笑)
W:あはは(笑)オレ夢にまで見たんだよ。 狼は。
狼になりたいとさえ思ったわね…今は動物園にも居るけどさ(笑)
そんで 最初バンド名にしたんだけど、『ANTI』にバンド名を変える時に、ニックネームにしたんだ。
だから、最初は皆んな「狼」って呼んでたな(笑)

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[狼]と呼ばれた男。その名は[WOLF]

−「狼」と呼ばれる少年って(笑)ちなみに『WOLF』はどんなバンドでしたか?
W:後に「ANTI」なるんだけど、殆ど一緒だね。
初めは3ピースで演ってたんだ。ギター居なかったからさ、オレが弾いてた。
だから、余りソロが無い楽曲になる訳だよ。やはりギターソロとか欲しいじゃんね?
それでキャットが正式に入って4人編成になったんだわ。

 

−4人編成となって『ANTI』へとバンド名が変わり、1983年に東京へツアーを決行してますが、当時関西のバンドが東京へライブに行くというのは、どんな心境でしたか?
W:あの時代は バンド名の後ろに(from大阪)って付けてさ、まるで「関東へ殴り込みに行く!」と言うような感じやったね。

−この頃は、どんなバンドとの共演が多かったですか?
W:関西ではビートクレイジー(通称ビークレ)に出させて貰い、コンチネンタルキッズやアニマルZとかね。あとライヴハウスバハマ』では、マスターベーションエノラゲイとかね。

−へぇー!凄いメンツ!関東ではどうでしたか?
W:関東ではLOOSEやウィラード、マネキンノイローゼとか演ったな。
イベントや対バンは色々あったね。

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動員が増える一方で、客同士の喧嘩が相次ぎ 京都ではライブが一切出来なくなってしまった。


−ツアー中に機材車が故障し、『急遽「THE STALIN」の機材車を借りた』とブックレットに書いてありましたが、この頃「THE STALIN」のメンバーとは面識があったのですか?
W:メンバーとは全然面識無かった。興味も無かったし(笑)
ただ関東のスタッフが同じだったんだよ。

−ちょうどこの時期『町田町蔵が当時住んでたアパートに泊めてもらった』ともありましたが、もともと町蔵さんとは交流はあったのですか?
W:町蔵はあったねー!
大阪時代によくライヴ観に行ったりして、二人で酒呑みに行ったりしたよ。
まだ彼は高校在学中やったわね。
オレは立派な社会人(高校中退)よ(笑)

−『ANTI』が[CITY ROCKER RECORDS]からリリースされる予定だったという事ですが、録音自体は完成していたのですか?
W:そうだよ、2曲録ったんだ。
しかし、その「ANTI」のマスターテープだけ行方不明になってさ、後に世に出るオムニバスにも入らなかったんだよ。

−えぇー!それは残念ですね。
W:でも、1本だけカセットが見つかってさ!
その内一曲「PUNKS GO OUR WAY」をベスト盤(WOLF THE BEST)に入れたんだ。
だから 正真正銘 幻の音源なんだぜ!

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幻の音源「PUNKS GO OUR WAY 」が収録されている《WOLF THE BEST》

−東京進出して一年足らずで『ANTI』が解散し、その後WOLFさんは新しいバンド『THE MACHINEーGUN』を結成しますが、『ANTI』とは全く違う[ハードブギ&ロッケンロール!]スタイルに変わりますが、この構想は前々からあったのですか?
W:あったねー。
オレ ポップなパンクよりハードなロックンロールが好きなんだ。
ハードコアは興味無いし。

ー初めてベスト盤で聴いて、カッコ良くてビックリしたのですが、この新しいスタイルでの反応はどうでしたか?
W:最初は面白い事に、ハードコアの連中がハードなロックンロールに移行する時代でね、よくハードコアの連中とも一緒に演ったよ。
アウトローロックみたいなね。でも時代が早過ぎたかもね。

ー『THE MACHINE−GUN』が解散後、キャットさんと和解。そして伝説の最強(最恐)バンド『THE ZETT』が結成となりますが、またパンクバンドをスタートさせるキッカケを教えて下さい。
W:1989年になると、バンドブームがあってね、イカ天なんかがあってさ。
TV出て勝ち抜いてメジャーに行ったバンドも数多いわね。
まぁ それはそれで良いとしてさ、オレには違う演り方があるやろう⁉︎と。
もっと パンクの真髄を見せようぜ!と始めたんだよね。

ーTHE ZETTの初ライブの反応はどうでしたか?
W:確か、新宿 ANTIKNOCK辺りじゃないかな?
バキンバキンに盛り上がったと思うやろけどガランガランだわ(笑)
まだ 全然知名度も無い時やからね。

ー 『傷だらけの天使達 91』のビデオや、1stアルバム『狼煙』が[CLUB THE STAR]からリリースされ、知名度やライブの動員なども大きく変わりましたか?
W:そうやね、やはりアルバム出した事が大きかったのと、☆マークのレーベルは良いも悪いもブランド扱いの時代。
そして、その中に置ける THE ZETTの異端児さが受けたんじゃないかな?
過去に無いバンドスタイルやからね!

−そうですね!歌詞に関しても[社会に対する不満=PUNK]ではなく[自分に対する葛藤]みたいなものを歌ってますよね?
W:確かに、社会の不満や事件などを歌にするのはパンクらしいけれど、とてもイージーやと思う訳ね。
だって新聞の記事そのまま歌詞にしてパンクでござい!だからね。
それも飽きたし、もっと自身が熱くなりたい方が大きかったよ。

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1stアルバム[狼煙]海外でも高く評価された名盤。『火をつけろ』の曲終盤で、マスター(音量)が一気に上がる為、慌てて音量を下げたパンクスも数知れず。

ー1stアルバムにはZIGZAG「い・ち・び・り」のカバーを収録してますが、経緯などあれば教えてください。
W:い・ち・び・りに関しては、まだ17歳の頃かな?
初めて観た京都のZIGZAGのステージの格好良さに痺れて、良く真似をしたよ。
その中で、彼等の代表曲「いちびり」を断りもせずにずっーと演ってた(笑)

−無断でずっーと(笑)
W:今じゃVoの三木ヒロシ氏から 『あの曲はお前らにやるさかい』と言われたわね。

ーところで、THE ZETTと言えば[御堂筋7車線閉鎖大乱闘事件]という伝説の事件があるそうですが、これはどんな事件だったのですか?
W:言えないよ(笑)!

−さっき「何でも聞いてよ」って言ったのに(笑)
W:簡単に説明するとだな…
北から南への7車線の一方通行を止めて、、

−止めて?
W:おしくらまんじゅうしたんだ(笑)

ーそんな可愛い事件あるかい(笑)

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数々の伝説を作り上げてきた『THE ZETT』だが、1997年 半永久的活動停止となる。

ー『THE ZETT』解散後『HEAVY SOUL JUNCTION』を結成し、今までとはまた違った雰囲気の印象ですが『この時期プライベートのいざこざとも重なり、メンバーなど裏切ってしまった』とありましたが、この時はどんな精神状態でしたか?
W:うーん‥一言では言えない複雑さがあるよ。

バンドはまだ続けて行けたとは思うんだな…
しかし、オレが動けないとなると、誰が動かすの?って事だよね。
それは プライベートも一緒で、俺がやらなきゃ終わってしまう…みたいなね。
それで バンドより プライベートを取るしか無いと思ったんだ。
いや、思わされたと言うべきかな。

ー『HEAVY SOUL JUNCTION』解散後、WOLFさんは一切の音楽活動に終止符を打つわけですが、音楽以外で何か新しく趣味など始めた事とかありましたか?
W:オレ趣味ないんだ。
音楽以外つーか、ライヴ以外ワクワクしないみたい。

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辛い時期に作った曲が多く「今聴き直しても気持ちが重くなる」と語るWOLF。

ーそして2013年に 長い冬眠から『WOLF』がやっと目を覚ましますが、僕ら(STRANGENESS)と出会ったのはこの頃でしたね!
W:偶然さ、奥さんのきよみちゃんから、仙台に行くならSTRANGENESSがいいよ!って言われてね。彼女、君達の大ファンだったんだよ。
それで共演だ!って事で仙台乗り込んでな。

−WOLFさんと長い付き合いのある STINK GASPERS企画でしたね!
W:談笑して、リハ後飯食いに行った先で、ノンビリとビールをお代わりしたが為に出番間に合わなくてね…。
STRANGENESSに急遽出番変わって貰って、、、。

−出番に来ないわ、ライブで歌詞は忘れてるわで「これが噂のWOLFか!」ってビビりましたよ(笑)
W:すまない(笑)イズミ(STINK GASPERS)からたってのリクエストがあり、THE ZETT時代の名曲『ENDLESS ROAD』を平然と2番を2回歌ったんだわ。
イズミ曰く「その歌は1番が無きゃダメ!」らしいんだ。
まぁ 慌てちゃったんだね。出番遅れたし…(笑)

ーそのライブの翌日、WOLFさんから被災地を訪問したいと言う事で、一緒に行きましたね。
W:仙台の荒浜などを回ったね。
いや〜言葉が無かった…。
成澤くんの家族の生々しい話もそう。
TVのニュースからじゃ伝わらない空気がある。
荒浜の土地に悲しみの涙や叫びがある。
そう感じたら、上っ面のセリフ回しの歌やロックやパンクなんて、糞だぜ!と感じた。
そうだね、あの時 悲しみや切なさと同時に怒りも込み上げて来た。
そんな複雑な涙が流れたよね。
もう迷わずオレは生きる
歌う!と誓ったな。

ーその後『WOLF&THE GOODFELLAS』を結成し、勢力的に全国ツアーを行なってますが、今の気分はどうですか?
W:それもこれも、なる様にここに来た!そんな気さえするわね。
50歳超えて、またバンドを組むってバカかアホだよ。
でも 組んじゃった(笑)
最高のメンバー 最高の仲間『WOLF & THE GOODFELLS』
今 サイコーに気分良いよね!!

ー観てる僕らも 本当に気持ち良いですよ!『THE ZETT』時代から見続けてきたファンの方も、昔よりも今の方が断然カッコいい!と言ってましたし。
W:もう過去のどのバンドも眼中に無いんだわね。
何故か?
それもこれも、経て来て今があるからさ。
勝った負けたじゃ無くて、どれもこれも 正しくて何もかもが愛おしいわな。

ー以前「目障りぐらいで丁度良い」と語ってましたが、様々なバンドやジャンルを巻き込み、新しいシーンを作り上げていく姿は、けして「目障り」ではなく「目標」になってるとおもいます。水戸に東京や大阪など、シリーズイベントを始めた事も凄いと思いますが、自身ではどう思いますか?
W:偶々 流れ着いた街。水戸。
それでもここに来るしか無かったんだと思う。
住んでみて茨城の気質に??ばかりだ。
バンドも文化も、足踏み所か後退してる。
だから、東京で今生きてるバンド、各地から今を走ってるバンドを集結させて、単発じゃ無くて続けて行けば、また新たな文化が生まれるかな?と。
イベントを始めたんだ 足掛け4年かな…。
もう、そろそろ潮時かなとも思ってる。
次の人にバトンを渡そうかなと思ってるよ。

ーここ近年、老人ホームや保育園などにも、弾き語りでライブをしてると聞きましたが、これはどういった経緯で施設などにも訪れる様になったのですか?
W:これは3年前になるかな?
奥さんと共にね、東海村にある「認知症予防教室ゾテリア」での心のワークと歌を受け持ってさ。
一年間に渡り、週一回丸々一日、シニア・シルバー世代の方々と時間を共有して勉強したり一緒に歌を歌ったんだわ。
その流れで、保育園や時より奥さんがやる、読み聞かせの時に子供達と一緒にR&Rして遊んだりするんだよ。

 

ー子供達からシニア・シルバー世代の方と関わるようになって、学んだことなどありますか?
W:あるねー!子供達は 無邪気に音楽に身体全部を合わせる。
シニア・シルバー世代は、真剣に音楽を学ぶ。貪欲なんだよ何にしても。
なのに家では 危ないから包丁持たせて貰えない。大きな声で歌なんて歌えない…
皆んな演りたい!って。
だから、俺達ライヴも一緒にやったんだよ。お芝居もね。
凄いぜ あの世代の方々は。頭良いし なんでも出来るし何でも知ってる!!
だから、わざと薬漬けにして喋らせないんじゃ無いか?とさえ疑っちゃうんだ。
国のやり方を見てるとね。
人間の年輪も凄いんだと体験したね。

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ーその様々な経験をしてきたWOLFさんだからこそ、歌詞にもすごく説得力があり、特に『WILD YOUTH』は本当に名曲と思います。「高校野球応援ソング」になって欲しいくらいの!
W:アハハ(笑)ありがとう。
ホント良い曲だよ。沢山の人に聞いて欲しいわな。
邦画「バケモノの子」を観に行った時にさ、エンディングがこの曲だったら、もっと良い映画になってた筈よ(笑)
プロデューサーやスポンサーは 見落としたね。
オレを!!!

ー『WOLF&THE GOODFELLAS』の今後の野望とかありますか?
W:そうだな、パンクロックの行く末なんかどうでも良くってさ。
兎に角 格好良い 大人のロック!
最高にスリリングでセクシーなパンクを演っていきます!

ーラストの質問です。WOLFさんにとって「歌」とはなんですか?
W:あらゆるモノから解放させる唯一の時間。

−以上!OKです!ほんと長い時間ありがとうございました!ギャラは仙台銘菓『萩の月』で良いですか?
W:『萩の月』めっちゃ大好きなのよ。

−やはり「月」が好きなんですね(笑)
W:「狼」だけにね(笑)
 

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 《WOLF & THE GOODFELLASライヴスケジュール》

「RIGHT NOWツアー 2019」

5月25日(土) 静岡 浜松 メスカリンドライブ
5月31日(金) 大阪 十三 ファンダンゴ

6月1日 (土) 広島 ON-TAMA
6月2日(日)島根益田ALIVE
6月23日(日) 会津若松 カラン堂
6月29日(土) 仙台 BAR TAKE
6月30日(日) 小田原姿麗人

7月13日(土) 東京 新宿 LOFT

 

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【 STRANGENESS PRESENTS】

 

《THE TRIG GIG》

 

6月29日(土)仙台BAR TAKE
[出演]
WOLF & GOODFELLAS
HITSVILLE

STRANGENESS

開場 19:00 開場  19:30

前売 1800円 当日 2200円 (共に1ドリンク代+500円)

↓チケット予約 問い合わせ先↓

stness@gmail.com

 

 

[インタビューブログ 第二弾 完] 

SHO成澤  

strange0204shoness@icloud.com

 

 

 

 
 
 

 

 

[それでも、下水は止められない。]に行ってきました。

[せんだい3・11メモリアル交流館]でおこなわれている

『それでも、下水は止められない。』に行ってきました。 

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東日本大震災津波で、破滅的な被害を受けた下水処理施設[南蒲生浄化センター]

震災当時〜現在に至るまでの事を、写真、パネル、映像などを使い、職員や関係者のインタビューなどが分かりやすく展示してありました。

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会場は、今でも仙台で使われている『レンガ下水道』がモチーフになっている。

震災当時、水道関係の仕事に携わっていた事もあり「水道管を復旧しても、この流れていく下水は果たして大丈夫なのだろうか?」という疑問がずっとありました。

長年疑問に思っていた事が、こうした展示会を通じて知ることが出来て、とても嬉しく思います。

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会場は見やすく分かりやすい様になっている。

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マンホールが丸いのは フタが落ちないようにするため(下水道トリビア

 仙台市の約7割を処理すると言われている[浄化センター]

機能を失った処理施設に対し、止める事のできない下水。

表には知られる事のなかった、様々な事が書かれていました。

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気の遠くなる様な作業。昼夜夏冬問わずの24時間手作業。

限られた人数の中で、復旧へ向かう『闘い』は、自分の想像を超えてました。

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放流する為に使われた手動のゲートハンドル(と同じ物)100回転で1cm動くという重いハンドルを回し続けた

サブタイトルに《心の真実》と書いてあるように、当時働いていた職員や、関係者の気持ちなども正直に語られていて、一見重過ぎるように思われる内容も楽しく見れて、この展示会の見所でもありました。

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「打ち上げしましたよ(笑)」って言葉にグッときたり。

奇跡と思われる場面の数々。誰も知らない沢山のドラマ。

こうして今、自分達が生活出来るのも、皆様の努力があってこそなのだと。

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展示会から外へ出ると、佐藤ジュンコさんの大きな絵。

沢山貼られてある付箋には、一般の方の思い出などが書かれていて、思いと絵を照らし合わせながら、みんなとの楽しい作品になってました。

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これから生きていく事。

誰かのためになる事。

未来を残していく事。

 

震災後考えるようになったこのテーマは、これからもずっと自分の中で考えていく事になると思う。

でもその前に、

今一度、自分の生活を見直すキッカケにもなった今回の展示会。


何気無く使っている水。

何気無く流れていく水。

何気無い自分の私生活や行動によって、

誰が苦労しているのかもしれない。

 

毎日の日常こそが、大きな積み重ねとなっていく。

だからこそ、意識していく必要があるのかもしれない。

 

大きく生活を変えることは難しいかもしれないけど、

ちょっとずつの出来る範囲で。

 

自分に厳しくできる「やさしさ」が、きっと「未来」へと繋がっていくのかも知れないね。 

と、自分に言い聞かせながら。 

 

※館内は許可を得て撮影しました。

 

SHO(STRANGENESS /OFFICE COMMANDO)

 

 

 

 

 

 

インタビューシリーズについて

 

皆さまお元気でしょうか?

 

今日で「平成」も終わりという事で、じゃがたらの『Hey Sey』を聴きながら今日という日を迎えています。

 GW中、旅行やイベントにお出かけする方も沢山いる中、私は「洗濯機」の掃除(塩素を入れて内側もピカピカだわ)をしながら、「ダンボール」のお片づけ(スーパーのポイントが貯まるわ)など、ホウキを持ちながら部屋で『タンゴ』の真っ最中です。

 

ところで、今年からスタートさせた「ブログ」

すでに更新頻度が遅くなってますが(笑)

その原因は↓ 

《書いて→読んで→『俺って暗いね。』→削除→行き詰まり→近所を散歩》

と、大体何時もこんな感じになってしまう、まさに伊佐坂先生状態。単なる自分のブログなのに ナンのこっちゃい。

 

インタビューシリーズも「次はいつ頃?」「次回は誰なの?」なんて聞かれることがたまにあって、少しでも楽しみにしてくれる方がいるんだなぁと、嬉しかったりもします。

これに関しては定期的にアップする予定で、インタビューシリーズは計画通り行ってきましたが

 

 

立て続けに[大人の事情(?)」で保留中。

 

 

となってしまいました(笑)

いや、逆に良いのです!

俺の目に狂いはなかったという事(笑)

 

 なので、またちょっと色々考えながらマイペースにやっていきたいと思ってます。

 

けして、サボっているわけではないよ!というアピールのブログでした(笑)

 

 

 

写真と共に振り返る[新宿LOFT 3.16]想い出がいっぱい IN MYHEAD。

気がついたらもう4月。

先日書いたブログから、もう一ヶ月以上も経過してしまいました。

 

と言うのも、3月に書き溜めていたブログを更新しようと思った矢先に、間違って全部消してしまうと言う超凡ミス。

矢吹ジョーばりの真っ白感。完全な「灰」となってしまい、桜が咲き始めた今(もはや散ろうともしてる)消してしまった3月のブログを、もう一度思い出しながら(半分泣きながら)書いています。

 

改めまして[GROOVY NITE Vol.15]に出演させて頂き、企画のTHE PRISONERの皆様、共演者の皆様&関係者の皆様、そして観ていただいたお客様。

ありがとうございました! 

最初から最後まで、本当に楽しませていただきました。 

約2年振り東京、約3年振りの新宿LOFT

久し振りに再会できた方や、新しい出会いもあり、こうした音楽(バンド)を通じての出会いも年々と増えていき、これもまた「バンドを続けて良かった」思える瞬間であります。

名刺を交わす事より、しっかりと握手してきた事の方が、何よりの自分達の財産です。この日も、沢山の握手や乾杯を交わせたGROOVYな夜でした。

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写真はiwaさん。いつもありがとうございます!

トップバッターの『THE RODEOS』 

仙台で共演したのは2018年3月 ちょうど一年前。

まだ面識の無かった僕らに、ギターの坂本君から『今度仙台にツアーへ行くので、ライブに出演して頂けませんか?』と直接連絡をくれたのがキッカケでした(嬉しくて今でもそのメールは保存してます)

ライブの格好良さはもちろん、メンバーみんな気持ちの良いナイスガイ!

また東京で共演できた事を本当に嬉しく思います。

フロアで楽しみながらも、THE RODEOSの歌はまさに[俺を立ち上がらせるゴング(struggle song)]の様、順番を控える僕らに気合いを与えてくれました。

終盤の『青の世界』が、とてつもなくグッと心に刺さりました。

  

THE ROZWELLS

自分達の順番を控えていたために、極度の緊張持ちの私は、準備どころか「吐き気」を抑えるのに精一杯(全然ロマンチックじゃない)。

しかし、ステージから楽屋に聴こえてくる『THE ROZWELLS』のメロディーと歌詞は、処方箋の様に自分をまた復活させてくれて、思わずフロアへ観に行ってしまいました。

多感な『14歳』の頃に、一瞬タイムスリップしたような感覚。

ボーカルのカクヨウジさんが着てた革ジャンを見て、閉まった冬物をまた引っ張り出し、青い革ジャンを着ている真っ最中(THE 影響を受けやすい俺!)

こうしてまた好きなバンドが増える(影響受ける)嬉しさ。これぞライブ!

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カッコつけてるのではなく緊張度マックスな私。TVモニターにはTHE ROZWELLS!

 

STRANGENESS

私達がセッティングの時、DJがMEIBE TOMORROW(THE PRISONER 潤一郎さん)と言う事で、あえて転換中に幕は閉めず、ステージからマイクでDJに絡もうと企みるも、見事かみ合わず失敗(しまいには『早くやれ!』と言われしまう有様 笑)しかし、それもあってなのか自分達らしいステージングが出来たと思います。

新宿LOFTPAさんが、本番で素敵な演出してくれていて、このお礼を言えなかったのが今回の心残り。

また東京でLIVEが出来るよう、ますます頑張ます私達。

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ロリータ18号

僕らが音楽(パンク)に興味を持ち始めた頃には、すでにロリータ18号は沢山のメディアに出演していて、ドラマ「それが答えだ!」のライブシーンや、PUFFYの番組(「パパパパパPUFFY」)に出ていたり、「ミミセン(V6のメンバーがパンクバンドを結成すると言う企画番組)」の講師や、キョンキョンのバックバンドで映っていた「Mステ」などなど、当時見てたTVは今でも鮮明に覚えていて、芸能人のような感覚で見ていました。

それが今、一緒のイベントに出演しているのかと思うと、感慨深いものがありました。新生ロリータ18号、かっこ良くて、楽しくて、大人も子供も「バカ!」になれる幸せな時間。今度また逢える機会があったら、色んな話を聞いてみたいなぁ〜。なんて思ってます。

 

SOーCHO PISTONS

やっと観れました!やっと会えました!早朝ピストンズ

ライブの格好良さはもちろん、メンバーの人柄含めて、沢山のバンドマンからリスペクトがされている理由がよく分かりました。

「ストレート」という表現方法は、しっかりとした度胸と根性(+経験)がないと、心へは響かないと思ってます。

早朝ピストンズは一発で胸の辺りを命中(祝 貫通)!最近の朝は「早朝ピストンズ」のCDを聴いて、気合い注入してから出勤するのがもはや私の定番。

そういえばライブ中、栗原君(THE RODEOS ドラム)と『こりゃヤバいねー!』『凄いねー!』と言いながら、NASSさんのドラムを2人で見入ってました。早朝ピストンズまた観たいなぁー。

  

THE PRISONER

ラストのプリズナー頃には、さらにお客さんも増え始めて、この日もベストなライブでした。

リズナーのライブは、いつ観ても「今日のライブが一番良かった!」と思えます。

気持ちを高ぶらせ、勇気をくれるのもプリズナー。と同時に、自分の無力を痛感し、落ち込ませるのもプリズナー。しかし、背中を「バッチーン!」と叩かれたように『俺も頑張らなきゃ!』と思えるライブを見せてくれるもプリズナー。

いつも素敵なライブ(生き様)を見せてくれて「サンキュー」しか言葉が浮かばないのです。

ライブが満足過ぎて、頼まれていたベスト盤を買うのを忘れてしまい、奥さんに怒られる私でした。トホホ。

 

そして、DJの皆様(ISHIKAWAさん、IKUMIさん、OKADAさん(original John)、MEIBE TOMORROWさん)

誰かが言っていたけど「DJは魔法使い」みたい。

かける人によって、同じ曲なのにガラッと印象が変わる。ほんと不思議。

また、転換中のバンドに合わせて選曲を考えてたりとか、そういった気遣いも嬉しかったり楽しかったりで「音楽愛」と「人間愛」がクロスオーバーするDJ。

フロアにいる事の多い自分は、個性強い4人のDJのお陰で終始楽しかったです。

『GET THE GLORY』のver違いをずっとかけているような、自分のDJとは大違いでした(反省 笑)

 

終演後、ゆっくり色々な方ともお話しが出来て、楽しい宴となりながらも、今後の構想についても考えたり。

その一方で、よしかず(弟 bass)とヤスオさん(雷矢)とGOさん(JUNIOR)の3人会話(よしかずの「つながらない話」)をヒヤヒヤ&爆笑しながら見守る、リョウ&私でした(笑)

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『刺青(イレズミ)』と『刺繍(ししゅう)』を言い間違えている事すら気が付かず、真顔で会話を続ける彼。

 

皆様ありがとうございました!

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iwaさん 奇跡の一枚

題「東京で お姉と化した私」 

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《STRANGENESS LIVE》

 

秘密

 

 

↓問い合わせ先↓

strange0204shoness@icloud.com

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

[GROOVY NITE]と思い出。

もうすぐ東京LIVE。

THE PRISONER企画[GROOVY NITE vol.15]へ出演します。

 

僕らが[GROOVY NITE]に出演させて頂いたのは過去2回。

初めて出演させて頂いたのが 2011年

場所は新大久保EARTHDOMでの[GROOVY NITE vol.8]

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もう約8年前くらいになるんですね〜。

 元々は射延さん(THE  GRIFFIN、VSE)から『君達に紹介したい人がいる』と連絡をいただき、紹介されたのがTHE PRISONERの潤一郎さんでした。

僕らメンバーは、ずっとTHE AVOIDEDやTHE PRISONERのファンだったので、電話で話した時は(うわぁ〜本物だ!やっぱりいい声だわぁ〜!)何て思いながらも『はい!』と返事だけするのが精一杯なくらい、ほんとドキドキした2010年。

その後、潤一郎さんとは手紙でやりとりをしながら(メールがある時代なのに 笑)少しずつ打ち解けれるようになった2011年に、震災が起きてしまいました。

 

当時 水道屋で働いてた僕は、復旧作業等で追われ、3月11日以降ほぼ休む事なく作業をしていました。

慌ただしく毎日が過ぎ、5月も終わりかけてきた金曜日の夕方。

会社から「たまにはゆっくり休め」と言われ、急遽週末に休みをいただけることに。

遠くの友達にも会いたかったり、気分転換も兼ねて、すぐに高速バスのチケットを購入し、何の連絡も計画もせずにそのまま東京へと向かいました。

 

 バスの車内で、東京の友人などに連絡を取りつつ、東京の何処かでライブをしていないか色々調べていると、偶然にもその日、新大久保EARTHDOMで THE PRISONERのライブがある事が分かり(VEKTOR企画で、他にはSLIGHT SLAPPERS、HELLBENT、HAT TRICKERS、DEAD PAN SPEAKERSなどが出演)、すぐさまEARTHDOMへと直行しました!

新宿バスターミナルから新大久保へ、人混みを掻き分けながらダッシュで階段を下り、EARTHDOMのドアを開けると

偶然にも、目の前に潤一郎さんがいました。

 

僕『(息切らしながら)じゅ、じゅ、潤一郎さん!おっ、お疲れ様です!』

潤『おっーー。おつかれさ、、、んっ?あれ??なんでここにいるんだ?』

僕『とっ、突然、きっ、来ちゃいました。。』

潤『そっ、そうかっー!来たかー!うおぉぉぉぉー!!!』

僕『うわぁぁぁぁー!!!』

と、まるで遠距離のカップルかの様に、2人は抱き合い喜んだ(EARTHDOM受付前にて 笑)

この時に「来月(6月)に企画をやるんだけど、東京来れないか?」と直接お誘いを頂き、GROOVY NITEの出演が決まったのでした。

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2011年earthdomでの写真。([TOMMYのDAWN YOU(男優)‼︎日記]より画像を拝借しました)

それから2年後。

2013年に1stアルバム「STRANGENESS」レコ発を、GROOVY NITEで企画して頂き

、初めての東京レコ発に加え、出演バンドのラインナップがこれまた凄い!

となれば、ボルテージマックスの興奮状態!生意気にも「うりゃー!見せつけてやるぞー!」と気合いもバッチリ!

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10代の頃、影響受けたバンドばかりの出演者(先輩)達!

 しかし、

充分な気合いとは裏腹に、この日は自分達が思うようなプレイが出来ず、特に自分のドラムがヒドかった。

良いライブが出来ず、期待答えられなかった悔しいGROOVY NITE。

これもまた忘れられない思い出。

 

そして2019年

その後、2ndアルバム「LIFT HIGHER」の東京レコ発を組んで頂いたり、THE PRISONERとの共演も何度とありましたが[GROOVY NITE]としては、約6年振りの出演です!そして舞台は新宿LOFT

GROOVY NITEの名前の通り、皆さんにとって『素晴らしい夜』になるよう、僕らSTRANGENESSも仕掛けていきます!

では、来週新宿LOFTで楽しみましょう!

よろしくお願いいたします!

 

※チケット予約はこちら→strange0204shoness@icloud.com

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GROOVY NITE vol.15−THE PRISONER presents−

THE PRISONER

SO-CHO PISTONS (広島)
ロリータ18号
THE ROZWELLS(宇部
THE RODEOS
STRANGENESS(仙台)

【DJ】
OKADA (ORIGINAL JOHN)
Ikumi(IkumiX)
ISHIKAWA (DISK UNION / a.k.a. TIGER HOLE)
MEIBE TOMORROW (VILLAINY PRISON RECS)

 

OPEN 17:30 / START 18:00

ADV¥3000 / DOOR¥3500(DRINK代別¥600)
[発売]PIA・LAWSON・eplus・LOFT 1/19〜
●Pコード:141-116 / Lコード:72021
※THE PRISONER前売り予約 http://villainyprisonrecords.com/ticket/
※入場者特典有り!(先着順)

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